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【5分で基本知識がつく】ビジネスパーソン必見「黎明期に突入」と期待されるVRの現在

2016年11月01日
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「PlayStation VR」の発売を機に、「VR」という言葉や技術について知ったという人も多いのではないだろうか。その技術に秘められた汎用性の高さから、すでにゲーム機など一部の先駆のジャンルでは活況を呈しているが、他ジャンルへの流用や世間への認知度はまだそれほど…。というのが実情だ。そこで、今だから知っておきたいVRの基礎知識とVR市場の現状について調べてみた。

 

technology, gaming, entertainment and people concept - happy young man with virtual reality headset or 3d glasses playing video game with controller gamepad at home

 

360度3Dの世界に没入できるのが「VR(=Virtual Reality)」

「VR」とは、「Virtual Reality(=仮想現実)」の略称である。この技術は、コンピューターが合成した音楽や映像によって人工的な環境を作り出し、あたかもその空間に没入しているかのような疑似体験のこと。類似する言葉として「AR(=Augmented Reality:拡張現実)」がある。違いは“現実の世界に情報を重ねるもの”が「AR」。例えば、所定のデバイスで眼前にある机を覗いた際に、机の上に「机」という説明文字や観葉植物やパソコンなどの画像を付加できるものに対し、「VR」は360度3Dの世界という点にある。なお、「VR」イコール眼前をゴーグルで覆う「HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」のイメージがつきまとうが、これはあくまでデバイスのひとつに過ぎない。それ以外にも流通数は少ないが手にはめる「データグローブ」や「データスーツ」という形も「VR」の形態のひとつである。

ゲームや映画など娯楽ジャンルに先駆けて、軍事や医療で重宝される

実は「VR」の歴史は古く、1990年代に米国で先行して専用端末が販売されていたことはあまり知られていない。しかし、クオリティが粗末なため一般流通まで至らなかった。しかし、将来の用途を見越した軍事(演習など)や医療(手術のスキル教育など)の分野が「VR」を導入。結果、現在の技術革新につながったのだ。2016年現在、世間の期待値は登場当初とは比べ物にならない。リサーチ会社によって異なるが、VR市場は世界規模で50億ドル(約5,500億円)、700億ドル(約8兆円)にも到達するという。そして、すべてゲームや映画業界のものかというとそうではなく、先進国のアメリカでは多種多様なビジネスに活用されている。

VRを活用した「偏向報道なきニュース」が世界的に人気を博す

例えば米国のアウトドアブランド「MERRELL」の場合、アメリカで開催された展示会で「靴を試着してバーチャルで登山の体験をしてもらう」というユニークなイベントを実施。このイベントで参加者は、MERRELLの靴を履いたうえで専用のHMDを装着。会場内の狭い道や吊り橋を歩くと、眼前には「VR」で再現された切り立った岩山の端を歩いているような映像を流れ、山登りのスリルと靴の性能を体験できるような仕組みとなっている。また、アメリカの主要新聞社の一つ「ニューヨークタイムズ」では、2015年から独自のVR技術を用いた動画ニュースを配信。その第一弾では、戦時下の様子を360度、死角なく紹介。「恣意的な切り取りがない、ありのままのニュース」として好評を呼び、2016年5月の段階で60万件を超えるダウンロード数を記録している。

「リアルな体験を提供できる」となれば、上記以外のジャンルにおいても転用は可能なはず。先行して発売されているゲームや映画で利用されている「VR」技術を体感してみて、そこから自身のビジネスのヒントを探ってみてはいかがだろうか。

 

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